【単体考察】弱点保険カプ・コケコ
☆弱保コケコとは☆
持ち前のSから先制でリフレクを貼り、地震を耐えつつ弱保を発動させ、地面タイプを返り討ちにする型です。残念ながら襷地面勢には勝てませんが、ステロを撒かせない+リフレクを残した状態で後続に繋ぐことができると考えれば、仕事量としては充分です。
この型は襷ステロ勢(ランド、ガブ等)との相性補完に非常に優れており、これらが選出しづらい相手(ゲコ、グロス、マンムー等)に対して、代わりに初手に投げるとよく働きます。
そして何より意表が突ける!!
☆記事を書こうと思った理由☆
この型は随分前からあるらしいのですが、多くの方が強さに気付いていないと思います。弱保コケコのポテンシャルは非常に高く、自分だけで留めておくのはもったいないと感じるほどでした。ぜひこの記事を読んで、興味を持っていただければ幸いです。
それでは型の紹介に入ります。
以下、常体。
☆技構成と調整案☆
リフレク/10万/めざ氷/結び
159(108)-×-106(4)-129(108)-107(92)-192(196)
H: 16n-1
B: 余り
C: C2↑結びで共有カバ(H212D110)を確1
D: DL対策
S: 最速ゲコ抜き
☆この調整に至るまでの経緯☆
最初は純粋にCSぶっぱで使っていたのだが、すぐに以下の問題が発生した。
・耐久が心許ない
リフレク込みで地震を耐えるだけなら充分なのだが、その後の先制技で縛られてしまうのが非常にもったいなく感じた。
・弱保発動後の火力が過剰である
C252振りコケコのEF下C2↑10万の火力指数は59535。同じくC全振りポリZのテクスチャー後10万の火力指数が50400だと言えば、この火力がどれだけ異常かお分かりいただけるであろう。
そこで、これらの問題を解消するためにCを削ってHに回した。カバの砂を受けることも多かったので、Hは16n-1でまでで止めるのが良いと思った。大幅に削った火力も特に不足を感じることはなかった。このhcS振りでしばらく使っていたのだが、思ったことが2つ。
・特殊方面の耐久が乏しい
襷ゲコやヘド爆レボルトなどがキツい。
・最速をとるメリットが薄い
メガゲンには同速に勝ったところで結局落とせない上に、コケコミラーでも所詮は同速50%。
そこでSを最速ゲコ抜きの192まで落とし、その分Dに回した。Dはどこまで振るべきか悩んだのだが、この段階でB106に対してDが103。どうせならDL対策もしてしまおうということでCも削り、この調整に落ち着いた。Dに厚くしたことによって上に挙げたゲコレボルト等にも強くなり、非常に有効な調整だと感じた。
☆立ち回りにおける注意点☆
・ゲコ対面では相手の裏に合わせてめざ氷or結びから入る
コケコに突っ張ってくるゲコは襷かスカーフだけなので、10万で襷激流を発動させてしまうと面倒なことになる。ダストは避ける。
・カバ対面で相手がステロから入ってきた場合は次ターンめざ氷で削る
カバはめざ氷+C2↑めざ氷を耐えるので、めざ氷から入ることで次ターンも居座らせ、結びで分からせる。ちなみにめざ氷+C2↑結びでD特化カバも確定である。
☆まとめ☆
この記事で弱保コケコの強みを理解してもらえたなら幸いです。ただ、もちろんこの調整がベストなわけではないので、自身で使ってみてもっと良い調整を見つけてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。質問・ご指摘等受け付けております。被ダメ・与ダメも要望があれば書きます。
【シンプルシンフォニー使用構築】ゴリ押しオノニンフ【最高最終1706】
初めましての方は初めまして。そうでない方も初めまして。
今回は先日行われたインターネット大会、シンプルシンフォニーで使用した構築を紹介したいと思います。
元々構築記事を書く予定はなかったのですが、予想以上に成績が良かったため、記念に書いておくことにしました。
ちなみに記事を書くのは今回が初めてなため、お手柔らかにお願いします。
まずはシンプルシンフォニーについての解説です。
主なルールはこちら
・複合タイプのポケモンを使用することができない
・メガ進化ポケモンを使用することができない
このルールを聞いて勘の良い方ならもうお気付きのことでしょう。
そうです。あの顔面止めれなくね??
普段のレートで多くの優秀なポケモンが使える中でも止めるのが難しいあいつを、単タイプだけで止めろというのです。しかもゴーリのサポートとして優秀なジャローダクレセリアまで使えるという始末。ゲーフリ絶対に許さない。
この現状に嫌気が刺した私は考えることを放棄し、開催1週間前にあったシンプルシンフォニーを模した仲間大会にも参加しませんでした。結局構築を考え始めたのは開催2日前で、非常に完成度の低い構築で望むことになってしまいました。
それでは使用構築の紹介に入ります。
以下、ポケ勢特有の常体。
☆使用構築
☆構築経緯
まず構築を組み始めるにあたって、何か情報がないとまともな構築が組めないと考えた私は、前述した模擬大会の使用率ランキングを参考にすることにした。
https://3ds.pokemon-gl.com/friendlycompetitions/usum/internet/FI-K3581-B231
見てみると、自分も予想していた通りジャローダが使用率1位。このポケモンの強さは自分も熟知しているため、このポケモンから構築を組み始めることにした。
このポケモンを通すにあたってキツイ相手を考えた結果、真っ先にローブシンが目に入った。そしてローブシンに強いポケモンを探した結果、次にニンフィアを採用することになった。同じ要領で適当に性能の高いポケモンを詰め込んでいき、構築が完成した。
紹介は採用順。
☆コンセプト
基本的には初手エーフィで起点を作り、裏のポケモンで抜いていく。
ただ、初手エーフィは読まれやすい上、エーフィを選出しづらい相手も少なからずいるため、選出に柔軟性を持たせるべく積みアタッカーではないポケモンも採用した。
☆個別紹介
ジャローダ@襷
特性 :天の邪鬼
努力値:150-×-115-127(252)-116(4)-181(252)
技 :リフスト 蛇睨み 宿り木 挑発
構築の組み始めとなったポケモン。
襷を持たせているためCSぶっぱ。このポケモンは襷を持たせていてもHSベースにされることも多いが、今大会ではサポートよりも抜きエースとしての働きを期待していたため、CS振りに落ち着いた。
リフスト外しが怖かったため、挑発を外して2ウェポンにした方が良い。
砂霰や設置系の技がなさそうな相手に後発で出すと無双する。
エーフィを出しづらい構築に対して、代わりに初手に置くこともあった。
普段のレートでは草技を1/4にできるポケモンが多く、非常に通りが悪いが、この大会では草技を1/4にできるポケモンは存在しない。そのため数値受けはもちろん、耐性受けも許さないため、このポケモンを犠牲なしで止めることはほぼ不可能である。
有利対面からリフストを連打しているだけで試合が終わることもあった。
ただし、特性草食のポケモンにだけは充分注意しなければならない(1敗)。
ニンフィア@眼鏡
特性 :妖スキン
努力値:201(244)-76-85-178(252)-150-82(12)
技 :ハイボ 光線 石火 ショック
ジャローダが不利をとる、かつ数が多くなるであろうローブシンに対する駒。
調整は汎用性の高いHC振り。Sは同族意識ならもう少し振った方が良いのかもしれないが、トリルが飛び交うこのルールでは遅い方が良いことも多く、結局余りの12振りに落ち着いた。
プレートを持たせてもH212D44振りのチョッキブシンを乱数50%でしか落とせないらしく、眼鏡での採用は必然であった。基本的にハイボしか使わないこのポケモンとの相性は非常に良かった。
余りの技スペには限られた状況下で勝ちを拾うための破壊光線と電光石火。ラストは気持ち程度にサイコショックを搭載した。
ポリゴンZ@無Z
特性 :適応力
努力値:161(4)-×-90-187(252)-95-156(252)
技 :10万 冷ビ テクスチャー 再生
単純にCSぶっぱ。個人的にはhcSベースの調整の方が気に入っているが、普段のレートとは違って対戦数の上限が決まっている関係上、下振れをカバーすることは難しく、運負けは極力回避したいことから、相手を早急に倒し切ることを優先してCに振り切った。壁から展開することが多かったこともあり、この判断は良い方向に傾いた。
前述した通りこの大会はオニゴーリが非常に強く、どのパーティもゴーリ対策(身代り貫通の音技など)を厚くしていると考え、身代りではなく自己再生を採用するに至った。
このポケモンのスペックが高いのは重々承知しているが、やはりゴーリ対策の吠えるや黒い霧などがそのまま通じてしまう上に、他の積みポケと違って一度流されたら腐ってしまうこともあり、あまり信用してあげることができなかった。全人類吠える黒霧持ちに見えた。
このポケモンをもっと強気に選出できていれば、もう少し上位を狙えていたのかもしれない。
ローブシン@チョッキ
特性 :鉄拳
努力値:207(212)-211(252)-120(36)-×-86(4)-66(4)
技 :ドレパン マッパ 叩き 冷パン
Hを16n-1に調整しただけ。D方面はチョッキで充分だと考え、余りはBに回した。
ドレパン、マッパ、叩きは言うまでもなく確定。あと1枠を冷パンか毒突きかで悩んだが、オノノクスをドレパン+マッパではギリギリ落とせない点、そもそも妖勢は数が少ないであろう点を考慮し、冷パンを選択した。
※ドレパン+マッパでオノノクスを高乱数で落とせることが判明。恐らくダメ計した際に特性を考慮し忘れたものと思われる。
しかし結果は大外れ。マッチングしたほぼ全てのパーティ(体感9割近く)にニンフィアorピクシーが入っており、選出率は圧倒的最下位であった。
しかし選出できた試合では大活躍。1:3の状況から逆転勝利したこともあり、5世代で一世を風靡したというのも納得の強さであった。
この構築の改善点を1つ挙げるとすれば、間違いなくこのポケモンであろう。
オノノクス@竜Z
特性 :型破り
努力値:151-218(252)-110-×-91(4)-149(252)
技 :逆鱗 竜舞 地震 毒突き
本構築のMVP。竜Zでなにもかもを破壊する。
Sに補正をかけなくても最速デンジュモクを抜ける点、竜舞で素早さは補える点から性格は意地っ張りとした。
2回舞えればHB特化のクレセリアやピクシーさえも葬り去る。
ただ2舞は悠長になりやすく、剣舞が欲しい場面も多かったが、竜舞のS上昇で勝てた試合もあったので、どちらが良いとは一概には言えない。
基本的にはこのポケモンを如何に通すかを考えながら戦った。
このポケモンも多少耐久に回すか悩んだが、ポリZと同様の理由でASにした。
ちなみに特性でピクシーの天然を貫通できていたことには大会が終わってから気付いた。
エーフィ@粘土
特性 :マジミラ
努力値:171(244)-×-81(4)-151(4)-116(4)-178(252)
技 :サイキネ リフ 光壁 欠伸
壁貼り要員。スカーフ等で奇襲されてもほとんどの場合耐えるので、非常に安心感があった。倒されそうな時は選出してないだけ。
あえてエーフィを落とさないことで壁ターンを稼がれることもあったが、そういった時は欠伸で流して上手くエースを降臨させる。
つおい。
☆選出
○基本選出
++
元から決めていたわけではないが、気付けばこの選出ばかりしていた。
後は臨機応変に。
聖炎を半減できるのがオノノクスしかいない上に、肝心のノクスも焼かれてオワオワリという。神速もずるい。
○オニゴーリ
人類が敵わない存在。選出されることは少なかったが、3:1の状況から2連回避上げ、2連零度当てで56されたりもした。
予想外に多かった積みポケキラー。うちのパーティには見ての通りステロ撒菱を使える奴がいないので、のこのこと後発から現れ、幾度となく私の可愛いポケモンを葬り去った憎いやつ。
○メタモン
壁やら襷やらで頑張る。
1回しかマッチングしなかったのが救い。
○フーディン
起点作り性能高杉内。
☆戦績
最高最終1706
画像のレートから格上に勝利して撤退した。
☆まとめ
無駄に長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
次はレートで記事を書けるように頑張ります。